開発に合わせたプロジェクト管理手法-各手法のメリット・デメリットは?

2019/06/18

プロジェクトマネージメント

プロジェクト管理手法の時間を表しているイメージ

プロジェクト管理には幾つかの手法があり、それぞれにメリットとデメリットが存在します。

そのプロジェクト管理手法のそれぞれのメリットとデメリットを把握して、そのプロジェクトに最も適している手法を選び出すことは、効率的なシステム開発を行うためにも重要なことです。

ここでは、それぞれの手法のメリットとデメリットを取り上げます。この記事を読んだ方のプロジェクト管理手法を選ぶときの参考になればと思います。

手法1:ウォーターフォール

ウォーターフォール型の開発のメリットは、全体的なプロジェクト管理をしやすいところが挙げられます。プロジェクトを開始するときに先に要件をしっかりと決めてそこから詳細へと落とし込むため、手順を検討しながら順番に行う必要がある事柄を洗い出していきます。実行順に計画を立てるため、頭の整理がしやすいことが特長です。

全体像を把握してプロセスごとにタスクを割り当てることが可能なため、スムーズに全体的なプロジェクトの進捗管理が可能だということもメリットになります。その上、それぞれのプロセスを完成させてから次のプロセスに進むため、個々のタスクの担当者が入れ替わることにも対応でき、リソース管理もしやすくなります。

仕様書が最初に決められており、それぞれのプロセスで何を行う必要があるのかが明確なので人員の配置換えが頻繁にある案件でもスムーズに引継ぎをすることが出来ます。

しかし、昔から導入されているウォーターフォールによるプロジェクト管理にはデメリットが存在するのです。

まず挙げられるのがプロジェクトの最初の段階で決めた要件に対して、全行程の計画を立て進めていくので、プロジェクトが進行している最中に要件の変更が発生した場合に大きな負担がかかることになります。お客さまが要望することを実際に取り入れるのは要件を定義したり基本設計をする段階でしか機会がありません。

完成品をお客さまが見た時点で「イメージが違う」「こんなはずではない」という理由で、検収後の修正時間が膨大に必要となったり、お客さまの要望を実装するために、さらに開発時間が必要になる場合もあります。スケジュール通りであればプロジェクトが完了しているはずなのに、再びやり直しとなり結果的に納品までにかかる期間が長くなってしまうのです。

従来のウォーターフォール型ではテストの段階までお客さまに実物を検品してもらわないため、「お客さまの要望」といった不確実なものが多いプロジェクトでは取り入れにくいプロジェクト管理手法と言えます。

手法2:アジャイル

次第にプロジェクト管理手法にも迅速さが要求されるようになっていき、ウォーターフォールのプロジェクト管理手法のデメリットを補うための新しいプロジェクト管理手法が求められ、そして主流となってきました。

それがアジャイルのプロジェクト管理手法です。アジャイルとは「すばやい」「俊敏な」という意味です。

アジャイルのプロジェクト管理手法は設計や仕様が変更になるのは良くあることという前提で行われるプロジェクト管理手法で、おおまかな設計内容が決まったら、短いスパンで設計から実装、テストというプロセスをこなし、このサイクルを何度も繰り返し、開発を少しずつ進めていきます。小さなサイクルでシステムが実装されテストされていくので、問題や間違いが発生してもすぐに原因を突き止めることができます。

そして、早めにテストできる状況になるため、都度お客さまからの感想や意見などフィードバックを得て、その内容を反映しながらプロジェクトを進めていくことが出来ます。設計からテストまでが短いサイクルで周っているため、仕様の追加や変更にも柔軟に対応できるのが大きなメリットです。状況を見ながら仕様を決めていくことができるのです。

しかし、完成までの全体を見通したプロジェクト管理が困難というデメリットが挙げられます。そのためアジャイル型でプロジェクトマネジメントを行っている担当者は、常に状況を確認し臨機応変に対応する調整スキルの高さが要求されます。

またアジャイルによるプロジェクト開発手法は、方向性が定まりにくいというデメリットもあります。システム開発を先に進めていく課程の中で、より一層満足度が高いシステムを完成させようとテストや改修を繰り返します。それにより、当初予定していた目的とずれてしまう可能性も出てきます。

番外編:PMBOK

PMBOK(Project Management Body of Knowledge)はプロジェクト管理のノウハウや手法を体系的に取りまとめた資料のことです。「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド」と訳します。

10件の知識エリアや5種類のプロセス、3つのパートに分類されていて、プロジェクト管理に必要となる要素が取りまとめられています。プロジェクトのサイクルに応じてプロセスに実施する必要がある作業が決められているのです。それぞれのパートでは作業を完成させるためにインプットされるデータや、そのデータを加工する技法やツール、結果的に成果物となるアウトプットを示しています。

業種に関係なく、世界中で通用するプロジェクト管理のノウハウであるため、プロジェクトに取り掛かるときに具体的なプロジェクトの管理方法を考えるための基盤となるものです。プロジェクト管理手法が標準化されているため、PMBOKの導入はあまり経験を積んでいないプロジェクトマネージャーでも分かりやすく実行でき、成果を得ることが期待出来るメリットがあります。

PMBOKはプロジェクトの内容を把握出来ることやプロジェクトメンバーの認識を共有すること出来ることは良いのですが、普段とは異なっていたり、想定していなかった事態が発生したときの対処法が示されていないことがデメリットです。

またプロジェクトマネージャーが経験豊富な場合は型に縛られてしまい、経験によって身に付けたオリジナルの判断やスタイルの良さが失われてしまう可能性があるというデメリットも存在します。

PMBOK自体は、プロジェクトマネジメントの強化そのものを図るものではありません。あくまでもプロジェクト管理手法が体系化されたものですので、実際のプロジェクト進行をしながら、現場で適応させていかなければなりません。

向いているやり方を見極めることが重要

このようにプロジェクト管理の手法には、それぞれメリットとデメリットがあるので、取り掛かるプロジェクトの内容に応じて向いているプロジェクト管理の手法を見極めることが重要となってきます。

また、プロジェクト手法によらず、状況を可視化しメンバー全員で共有することがプロジェクトを遂行する上では重要です。プロジェクト管理は一箇所綻びがあると全体的に狂ってしまうなど、一つ一つのタスクの確認も必要で手間がかかるものですので、少しでも効率化するためにプロジェクト管理ツールを利用することがオススメです。

例えば、プロジェクト管理ツールである「TimeKrei」(タイムクレイ)は、プロジェクトの全体像や業務の可視化を実現しています。個人のスケジュール(グループウェア)と連動していますので記録する作業の効率も大幅に向上するオススメのプロジェクト管理ツールです。

また、WBS(Work Breakdown Structure)と呼ばれる作業分解構成の手法に従ってプロジェクトを管理する機能も提供しています。社内で取り組んでいるプロジェクトの最も標準的な進行方法や、過去に行ったプロジェクトでこなしたタスクを分かりやすいようにテンプレート化することが可能です。

そのほかにも、プロジェクトや部署、スタッフごとにコストや原価を確認したり、作業が割り当てられている状況をチェックすることが出来ます。そのためプロジェクトがどんな経緯で基準となる計画から今現在の状況に移行してきたかを記録することも可能です。

これらの管理機能と先ほどのグループウェア、そしてワークフロー管理などの機能が連動します。予実管理もしやすく、グループウェアが提供する実績管理に情報をインプットすると、プロジェクト管理の方にも反映される訳です。

この記事ではウォーターフォールやアジャイル、PMBOKというプロジェクト管理手法のメリットとデメリットに関して解説しましたので、それぞれどのようなプロジェクトに向いているのかが理解出来たかと思います。

さらに、オススメするプロジェクト管理ツールとして「TimeKrei」を取り上げ、プロジェクト管理の手法と併せてメリットについて説明しました。この記事を読んだ方のプロジェクト管理手法選びの参考になれば幸いです。

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